ドイツ、天然暮らし。

2016年5月から結婚を機にドイツ暮らしを始めました。 自然の中でのんびり、家族と暮らす毎日を書いています。

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先日学校に行くのに電車に乗っていたら、ある駅で郵便ワゴンを持った郵便屋さんが待っているのを見かけました。
以前にも、乗っていた電車に郵便ワゴンとともに乗り込んできた郵便屋さんを見たことがあります。

そこでこんな絵日記を書いたら、帰宅した旦那さんが、

「そういえば、ドイツの郵便屋さんは電車に乗るよ」と教えてくれました。
(絵日記をフェイスブックに載せてすぐだったので、『よくチェックしてるなー!』とびっくりしました)

旦那さんによれば、郵便局に郵便屋さんが集まって郵便物を受け取り、担当の区域に行くのに電車を使って移動する人もいるんだそう。
ドイツの定期は駅から駅ではなく、「デュッセルドルフ市内」というように区域内は自由に乗り降りできるものなので、郵便屋さんも彼ら自身の定期を使い、より便利なルートを使っているようです。

ちなみに郵便屋さんは自転車で移動する人と、手押しのワゴンの人がいます。

察するに、住宅が密集しているところはワゴン。配達先がまばらなところは自転車なのではと思います。

こういう、「使えるものはなんでも使う」みたいな感じ、結構好きです。

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ドイツ人の生徒さん、ヘンリクさんと先日、動物の名称を日本語でなんというかという授業をしていて、
「犬猿の中」とか、英語の「Rain cats and dogs(土砂降りの雨、という意味)」とか、動物の名称を使った表現の話になりました。

「ドイツでもそういう表現あるよね。旦那さんが、『二日酔いです』って、『私はオス猫を持っています』って言うんだよって教えてくれたよ」
と私が言うと、ヘンリクさんは、
「そうそう。あと、ものすごいお腹が減っているときは、『クマみたいな空腹だ』というんですよ。あとは、相手の言ってることがわからない時には、『あなたはクモだ(実際はクモという名詞の動詞形を使うようです)』と言ったりもします」
と教えてくれました。

ドイツ語の語学学校ではこういう表現は習ったことがないので、私自身もとても面白い話を聞くことができました。

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自慢じゃありませんが(いや、これは自慢できるレベルかな)、私は極度の方向音痴です。
建物の中に入って再び出てくると、どちらの方向から来たのかさえわからなくなる程です。
なので、ドイツに来たばかりの頃は、
「言葉もわからない場所で、迷ったら確実に路頭に迷って死ぬ・・・!」と恐怖感に内心おののいていました。
電車に乗っても大体反対方向に乗るという特技があるので、乗った駅の次の駅と、目的地の駅の一つ前の駅をきちんと確認するという風にしていました。
今は時刻表をどう読んだらいいのかもわかってきて、大分電車は不安なく乗れるようになりました。
(ただ、駅の出口をしょっちゅう間違えて、目的地に遠回りになることもしばしばですが)

問題は、新しい場所に行った時です。
旦那さんと一緒なら、旦那さんに全部おまかせして歩けば間違いなし。
でも、ひとりで行く時には、すごく緊張します。
大体目的地は見つからず、右往左往することになります。
そんな時には覚えたてのドイツ語で、周りの人に聞いてみます。
ドイツの人は親切に、「それは、あっちだよ」「こっちだよ」と教えてくれます。
お店の中に入って聞いたりすると、わざわざお店の外まで出てきて、身振り手振り全身で教えてくれます。

しかし、それが全くの間違いだったりすることも多々あります。

この間一人で学校のある駅から30分ほど掛かる場所に行ったのですが、駅から駅まではいいとして、目的地までのバス停が見つからない時がありました。
駅の周りでたくさんの人に聞き、行ってみるも目的のバス停じゃない。
結局反対方向行きのバスに乗ってしまい、約束の時間に大幅に遅れてしまいました。

ドイツの人はとっても親切なので、なにか聞けば「助けてあげたい!」と思うようです。
ただ、知らないことを「知らない」ということは希なんだそう(旦那さん曰く)。
なので、自分の信じる情報を確信を持って教えているので自信満々ですが、それが得てして間違えていることもしばしば、あるようです。

街でドイツ人らしくない人に道を聞いたときもありますが、
「知らないなあ」と正直に言ってくれるので、時間をロスしません。
そのあとにドイツ人のタクシーの運転手に道を聞いたら、「あっちだよ」と、全く反対の方向を示されたこともあります。

全員が全員そうではないのですが、もしドイツで道に迷ったら、ドイツの人に聞くのは賭けだと、ちょっと心に留めておくといいかもしれませんね。

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