いつものように厚着をして家を出た私。
一階に降りると、ご近所さんのお部屋のドアの前に小さな男の子の靴が片方置いてありました。
「あれ?」
と思ったら、建物のドアの方から音が。
そちらを見たら、そのおうちのお母さんがドアを開けるところでした。
「あ、息子さんが靴を落としちゃったのかな?」
そう思った私は片方の靴を持って、建物のドアを開けてあげました。

するとお母さんは、
「あ、だめだめ。置いておいて。ニコラウスが来るから」
と言いました。

ん?ニコラウス?息子さんてニコラウスっていう名前だっけ。
しばし固まる私。
すると彼女は、

「ニコラウス。靴にチョコレートを入れてくれるのよ」

ニコラウス。チョコレート。
あ、今日は聖ニコラウスの日だった!!!

「ごめんごめん、そうだった」
私は謝って、彼女に息子さんの靴を渡しました。

そう。今日は聖ニコラウスの日。
日本ではサンタクロースとして知られている聖人は、ドイツでは12月6日に来るのです。
子供たちは前の日の夜、家のドアの前や窓のところに靴や靴下を置いておきます。
一年間いい子だった子のところには、靴の中にお菓子が入っています。
いい子じゃなかった子のところには、お菓子の代わりに石や炭を入れるクネヒト・ルプレヒトという聖ニコラウスの付き人が来るそうですよ。

今朝、ご近所さんの男の子の靴の中にはまだ何も入っていませんでした。
男の子は何をもらったのかな。

ちなみに今日語学学校に行ったら、机の上に聖ニコラウスからのチョコレートが置いてありました。

IMG_0259

大人のところにも、時々聖ニコラウスは来てくれるようです。