11月、寒くなり始めた頃、私は謎の頭痛に悩まされていました。
頭痛薬を飲んでも治らない頭痛です。
風邪かとも思いましたが、他の症状はありません。
語学学校の他の生徒さんにも頭痛の症状を訴える人が多くありました。
これは何だろうと思っていたら、以前ドイツに住んでいた人が親切にいろいろ教えてくれました。

ドイツの乾燥した冷たい空気が、頭の筋肉を緊張させ、それが頭痛を引き起こす一つの原因になっているそうです。
思えば私が頭痛に悩まされていたのは、寒くて風邪が強い日に外出した翌日でした。
この頭痛を予防するには、毛糸の帽子が一番。
耳が寒さにさらされるのもよくないので、帽子を目深にかぶるか、イヤーマフをすること。

それからドイツの寒さは足や腰、お尻をかなり冷やすので、靴下やタイツ、レギンスなどを重ねばきしたり、毛糸のパンツを履くこと。
外のベンチも冷えに冷えているので、座らないこと。
夏でもなんとなく下半身が冷えていたので、私は毎日レギンスを履いてました。
今はレギンスにタイツを重ね、さらに靴下を履いて外出しています。
ワンピースを着ることもありますが、ズボンの方が暖かい。
そこに膝までのブーツを履けば、安心感があります。
さらに、コートは膝くらいまでの長さがあるものを着るようにし、上半身だけでなく、下半身も寒さから守れるようにしました。

ドイツの石畳は足を冷やし、それが体全体の冷えにつながります。 
靴は厚底、靴下も厚いものを履くこと。

特に女性は、体の不調が冷えから来ていることがほとんど。
さらに冷えていると何だか機嫌も悪くなります。
長い冬を元気に朗らかに過ごすためのヒントをいただけて、ありがたいです。