ドイツ、天然暮らし。

2016年5月から結婚を機にドイツ暮らしを始めました。 自然の中でのんびり、家族と暮らす毎日を書いています。

2016年05月

日本の大学時代の友達が来てくれました\(^o^)/
半日デュッセルドルフをウロウロした後、仕事帰りの旦那さんと合流、街中のレストランへ。

すごい肉を食べました!
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軽く私の靴くらいの大きさ。
これで1人分。
北ドイツではこのように外をカリカリに焼いた豚肉が出て、南では同じ肉を茹でたアイスヴァインが主流だそう。
この店は両方あります。

肉サラダ。
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もちろん旬の白アスパラ!
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今週は世界規模の紙と印刷のメッセがデュッセルドルフであるそうで、店はぎゅうぎゅう。

かっこよくて美しい我らがA嬢とがつがつ食べました!

ここは大家のおばあちゃんオススメのレストラン。
ビール醸造所直営で、ドイツの昔ながらの料理を出してくれます。

Burauerei Schumacher
Oststraße 123
40210 Dusseldorf

http://www.schumacher-alt.de

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以前の日記で、ドイツのゴミ分別システムについて書きました。
そこで、一部のペットボトルやビン、缶には返金制度があるということをちょっと書きましたが、今日はその話。

この返金制度は、早い話が買う時に容器代として払ったお金が、容器を返すことで戻ってくるということです。
でもちょっと混乱するのが、どれが返金されるペットボトルで、どれが返金されないのペットボトルなのかということ。

まず、返金されないもの。
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Pfandというのが、返金という意味なんだそうで、それにくっついてるコトバがそれぞれ「なし」という意味なんだそう。

続いて、返金ありのもの。
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ボトルの絵に矢印で、なんかリサイクルっていう感じがします。

で、それをどうするか。
空のペットボトルやビンが集まったら、スーパーに持っていきます。
スーパーの隅のほうにこんな感じの機械があります。
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上のほうに見える投入口にボトルを入れていきます。
すると、下のようになります。
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ボトルをぐるぐる回して、返金ありの表示を読み取っているんだそうです。

持ってきたもの全てを投入したら、右の緑のボタンを押します。
すると、何やら紙のようなものが出てきます。
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出てきたのはレシート。
投入したボトルの種類と数、それから返金される金額が書いてあります。
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ガラスのボトルよりプラスチックのボトルの方が高いんだそうです。

これを買い物の時にレジの人に見せれば、合計金額からこの金額を引いてくれ、もし何も買い物するものがない時でもレジにレシートを持っていけば、その金額を渡してくれます。
もともと自分で支払っていた金額ですが、戻ってくるのは何となく嬉しい。

このおかげだと思うのですが、街中には少なくともペットボトルやビン、缶のゴミは落ちてません。

買い物客はちょっと得した気分を味わえ、
企業や国は資源を確保でき、
環境はきれいになる。

ちょっとしたアイディアですけれど、すごく賢いなと思いました。

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昨日木曜日は何かの祝日で、お休みでした。
ドイツの休日は本当に静か。
車の往来の音も聞こえないくらいで、街を歩いてもしーんとしています。

大家のおばあちゃん曰く、
「今回は週末に近い祝日だから、金曜日も有給とって4連休にする人が多いのよ。だから、水曜日の夜からバケーションに出かける人もいるから、こんなに静かなのかもしれないわね」
だそう。

この週末におばあちゃんのお部屋を出て引っ越す私たち(すっごく寂しい)。
とっても天気が良かったので、荷造りがひと段落してからお散歩に行くことにしました。
お散歩に行くときにも、おばあちゃんに遭遇。

「今日は、暑くもなく、寒くもない、とってもいい天気よ!行ってらっしゃい」
と満面の笑顔で送られました。

こんな一コマがなくなると思うと・・・ぐすっ。

いちいち感傷に浸る私ですが、散歩はまだ始まったばかりです。

我が家はライン川近くにあり、少し歩くとライン川沿いの道に出ます。
すると旦那さん、
「あれ、羊じゃない?」。
指差す方向を見ると、ライン川のほとりの草はらにわらわらと白や茶色の物体。
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むっとする動物の匂いに乗って、「めえーめえー」と声が聞こえてきます。

そうなのです。
ライン川のこの広大な流域沿いでは、羊が放牧されているのです。
これまでは遠くにいた羊たち、下流の方へ移動してきたようです。
甲高い声や野太い(ほんとに、びっくりするくらい野太い)声で「めえーめえー」と鳴きながら一心不乱に草を食む羊たちはざっと200匹以上。
その羊たちの周りに、数人の男性たちが柵を設置しています。
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羊たちはライン川の流域を自由に移動できるわけではなく、少しずつ移動しては、柵で隔てられた草地でのんびりするようです。
しばらく歩くと、柵の近くにバッテリーが。

「これで柵に電流を通すんだよ。羊は近寄ると『ビリっ』って来るのを知ってるから、逃げようとしないんだ」
と旦那さん。
なるほどー。

ライン川の草って、勝手に食べさせてるのかな?
そもそもライン川の流域って誰のもの?
という疑問はありますが、

伸び放題でぼうぼうの草を芝刈り機なしできれいにしてくれ、かつそのフンで栄養を与えてくれる羊は流域の管理者にとってはありがたい存在だろうし、
これだけ広大で、しかも草がたっぷりある場所は、羊を放牧する人にとってもありがたいし。
すごいwin-winの関係だなーと思いました。

後ほど遠くから眺めると、

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左が羊「前」。みぎが羊「後」の草原。
ほんとに芝刈り機で刈ったようにキレイ!!

今日はふた駅ほど歩いて、以前両親と行ったカフェへ。

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アイスココア!

休日はほとんどのお店がしまるのですが、こういったカフェはあいてるみたい。
歩いてちょっと暑かったので、このひんやりが嬉しかったです。
生クリームはあまり甘くなく、ココアも既製品の味ではなくて、ちょっと苦味のある大人の味。
クリームの下にはバニラが効いたアイスクリーム!

ほとんど外食をしない私たちですが、時々はこんなご褒美があると嬉しいもの。

バケーションで街を出る人も多かったこの日ですが、ライン川流域にはジョギングしたり、サイクリングしたりする人が多くいました。
年齢、性別を問わずそれぞれのスタイルでエクササイズをし、その中に、草はらでピクニックする人も(羊のフンに注意!)。
中には、ガン寝する赤ちゃんを乗せた乳母車(なんだかちょっとアスリート仕様)をダッシュで押しながら走る育メン(すごいアスリートな格好)も。

つかの間の日差しを謳歌する人たちで、ライン川はにぎわっていました。



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ドイツに来てよく見るのが、おばあちゃんと孫、という組み合わせです。
時々おじいちゃんと孫、という組み合わせも見ます。

乳母車の赤ちゃんをおばあちゃんが押していたり、
ちょっと育ったよちよちの子の手をつないで川を散歩したり、
大きめな子は、ラジコンカーを走らせながらおばあちゃんと歩いていたり。
小学生くらいまでの子を連れたおじいちゃんおばあちゃんの光景はなんとも微笑ましいものがあります。

日本でもこういった光景はよく見るのですが、ドイツで印象的なのは、おばあちゃん達が自分の時間も楽しみながら孫の面倒を見ていること。

例えば、自分たちも友達とビキニで(!)湖で泳ぎつつ孫と過ごしたり、
おばあちゃん友達を孫と訪ね、庭で適当に遊ばせながら、自分たちは茶飲み話に興じたり。

孫の面倒を見る!
ということを一番の目的にしていない感じ、自分たちも楽しむ!ということを大切にしている感じがします。

もう一つびっくりしたのは、孫たちを見るおばちゃんたちのおおらかさです。
冒頭の写真は、大家のおばあちゃんのお友達、エルケさんとその孫娘たち。
彼女は南ドイツからはるばるデュッセルドルフの娘家族を訪ね、来るたびに1週間ほど孫の面倒を見てあげるんだそう。
その間に何度となく孫たちを連れて大家のおばあちゃんを訪ねては、孫を庭で遊ばせて帰っていきます。

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(おねえちゃんのミケちゃんと、妹のへティーちゃんとおばあちゃんのエルケさん)

おばあちゃんたちは自分たちの話に夢中。
孫たちはお庭で石拾いをしたり、土を掘り返したりしています。

やがて、エルケさんは大家のおばあちゃんのキッチンで、孫たちのお昼を作ります。
今日のメニューは卵とおいも。(ドイツらしい!)
おばあちゃんが「お昼よー」と言いながら、お皿を外へ。
「はい、これ」
おねえちゃんのミケちゃんは、お庭の椅子で砂遊び。
そこにとん、とお皿を置きます。
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(アバンギャルドなランチなら、どうぞデュッセルドルフへ)

その後、ガーデンチェアを持ってきて据え、
「きちんとお椅子に座って食べなさい」
と言って妹のへティーちゃんの食事を取りにキッチンへ。
ミケちゃんは、
「はーい」と言って、お椅子に座り、ご飯を食べ始めます。
まだ赤ちゃんのへティーちゃんはおばあちゃんと一緒にガーデンテーブルでお食事。
大家のおばあちゃんとエルケさんは同じテーブルについて、お茶をします。
私もそこに招かれました。

ミケちゃんと一緒に遊んでいた私には、一つの疑問が。

「食事前に手を洗わせなくていいの?」

大家のおばあちゃんとエルケさんは顔を見合わせて大笑い。

「そうね、きっと娘たちは目を尖らせて『手を洗わないとダメ!』っていうでしょうね!」

「え、どういうこと?」

目をぱちくりさせている私に、大家のおばあちゃんが英語で説明してくれました。

「私たちのが母親だったころは、そんなに『きれいにしなきゃ』って思わなかったわね。さすがに泥でどろどろの手で食べさせようとは思わなかったけれど、普通に庭で遊んだくらいだったら、そのままってこともよくあったわ」

「そうそう」
エルケさんが続きます。
「うちの娘は医者だから、部屋もすごくきれいなの。でも孫にはかえって窮屈みたい。この庭に来るのが大好きなのよ」

思えば去年の夏に近くの湖に行った時も、ビキニのおばあちゃん軍団に連れられた赤ちゃんがいて、その子が食べていたフライドポテトを野生のカモがいくつか食べてしまいました。
「あらー」
とかなんとか言いながら、笑っているおばあちゃんたち。
そのうち赤ちゃんが再びそのフライドポテトを食べようとします。
「だめよー、カモが食べたんだから」
と言うものの、実際赤ちゃんがポテトを口に入れても咎めることなく、
「あらあら」
なんて笑ってました。

私たち日本人も今のドイツ世代と似ていて、「きれいにしなきゃ!」という感じが結構強いようです(特に子育てをしている人)。
まあ、ドイツはレストランでおてふきなんぞ出てきませんが、日本だと自分でウェットティッシュを持ち歩いている人も多いですよね。(私もそうです。とはいえ肝心な時に忘れますが)

衛生的な環境で暮らすのはもちろん悪いことではありません。
ただ、今の時代は昔はなかったような病気が増えているというある意味矛盾した現象が生じています。
そしてそれは、私たちがなんでもきれいにする「無菌状態」で暮らしている弊害とも言われています。

赤ちゃんはなんでも口にくわえる時期があるけれど、それはいろんな菌を体に取り入れて耐性を作るためだ、という説もあるんだそう。

なんでもかんでも「ダメ!」ではなく、おばあちゃんたちのように「あらあら」なんて笑って見守るというのも実は大切なんじゃないかなーと思いました。

私も自分のおばあちゃんの家に行くのが好きだったけれど、おばあちゃんの家の近くの森でたくさん遊ばせてくれたり、川で草をむしったりするのを笑って見てくれているのが嬉しかったんだろうなーと、ミケちゃんとへティーちゃんを見ながら思いだしました。

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(ミケちゃんとへティーちゃんは大家のおばあちゃんも大好きです)

この間住民登録を無事に済ませ、

「わたしはドイツ市民だー♫」

なんて思っていたら、実は手続きがまだあったようです。
滞在許可、というものをもらって初めて住民になれるそうです。

というわけで、今日は旦那さんと外国人局というところに来ました。

この間の住民登録書と、パスポートと、旦那さんの給与明細とを持って、待合室で待つ。

いろんな国の人がいます。

私たちの番号が表示され(旦那さんは事前に予約をしてくれていたようです。さすが)、

待合室を出て、表示されていた番号の部屋へ向かいます。

入ると、8畳ほどの部屋に大きな机が向かい合わせで置かれ、それぞれの机に一人ずつお役所の人が座っています。
すでに向かって左のおばさんのお役所の人の前には、手続き中の人が。
右のおじさんが「アロー」と言ってくれたので、そちらに座ります。

旦那さんが書類を提出し、おじさんがそれをチェックしている間に、部屋をぐるぐる見回す。

おばさんのテリトリーにはヨーロッパの街角の写真が貼られ、壁には印象派の絵。窓際には陶器の水差し。
おじさんのテリトリーには中国のラッキーアイテム、ぐるぐる伸びる竹、奥にはスマイリーの絵(Happiness is not a destination. It is a way of life.と書いてある)、壁にはマリリンモンローの絵、そして机の上にはお猿のぬいぐるみ。
この部屋は隣の部屋とも中のドアでつながっており、そこから見えるお役所の人のテリトリーには子供の書いた絵がたくさん貼ってある。

「みんな自分の好きなように飾ってるね」と私が言うと、旦那さんは、
「そうだよ。ぼくのオフィスもみんな好きに飾ってるよ」だそうです。

そうこうするうちに、いろいろプリントアウトされてきて、それをおじさんがホチキスで止めたり、透明なファイルに入れたり、ハンコを押したりしていきます。

何度かサインをし、両手の人差し指の指紋を取られ、身長を聞かれる。
旦那さんが私の身長を言うと、
おじさん「小さいね!」。
すると、
隣のおばさんが「あら、ダイヤモンドも小さいわよ」と・・・

なんという粋なお言葉!!

私もこれからだれかに「小さいね!」と言われたら、「あらダイヤモンドも小さくてよ」と答えたいです。
まずはこのドイツ語表現を旦那さんに教えてもらおう。

というわけで、無事に滞在許可をもらうことができました。

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