語学学校で私の隣に座っているイタリア人のおじさん、カルミネ。
ある日授業でピザの話になり、「なんのピザをカルミネに作ってもらうか」という流れになりました。
「やっぱり、トマトソースに、チーズに・・・」という会話を誰かがしたら、カルミネが、
「いや、本当に美味しいのは、『白ピザ』だ!」と言い出しました。
「白ピザ!?白ピザってなによ。トマトソースがなきゃ、ピザじゃないわ!」
シリア人の女性(2児の母)がぴしゃりと言うと、ほかの人も、
「トマトーソースのないピザってなんだ??」
「それってピザなのか?」
とざわざわ。
カルミネは手を大きく振りながら、
「俺は、『白ピザ』のスペシャリストだ。そんなに言うならお前らに作ってきてやる!」
と宣言。
美味しいものが大好きなクラスの面々。
特にカルミネはケーキを前回作ってきたのもあり、みんなカルミネの料理はお気に入り。
「やったー!!」と大喜びです。
で、今日。
遅刻してきたカルミネは、白ピザを持ってきました。
もちっとした生地(もちろんこれもカルミネお手製)に、たっぷりのほうれん草、チーズ、きのこに、角切りトマト。
トマトソースは乗ってません。
でも、これが、おいしい。
噛めば噛むほどに生地とチーズの美味しさがじわーっと口に広がり、ほうれん草やきのこがコクを演出。
角切りトマトはフレッシュな酸味で、味を退屈にしません。
みんなは無言でもくもく平らげ、おかわりしてました。
カルミネはいつも、料理を出すだけだして、自分は近所のカフェにコーヒーを飲みに行ってしまいます。
休憩から戻ってきて、みんなが口々に
「おいしかった!」
「ありがとう!」
というのを満足気に微笑んで応えます。
このピザもぜひ教わりたい。
2回目のおかわりをもぐもぐしながら思う私なのでした。
ある日授業でピザの話になり、「なんのピザをカルミネに作ってもらうか」という流れになりました。
「やっぱり、トマトソースに、チーズに・・・」という会話を誰かがしたら、カルミネが、
「いや、本当に美味しいのは、『白ピザ』だ!」と言い出しました。
「白ピザ!?白ピザってなによ。トマトソースがなきゃ、ピザじゃないわ!」
シリア人の女性(2児の母)がぴしゃりと言うと、ほかの人も、
「トマトーソースのないピザってなんだ??」
「それってピザなのか?」
とざわざわ。
カルミネは手を大きく振りながら、
「俺は、『白ピザ』のスペシャリストだ。そんなに言うならお前らに作ってきてやる!」
と宣言。
美味しいものが大好きなクラスの面々。
特にカルミネはケーキを前回作ってきたのもあり、みんなカルミネの料理はお気に入り。
「やったー!!」と大喜びです。
で、今日。
遅刻してきたカルミネは、白ピザを持ってきました。
もちっとした生地(もちろんこれもカルミネお手製)に、たっぷりのほうれん草、チーズ、きのこに、角切りトマト。
トマトソースは乗ってません。
でも、これが、おいしい。
噛めば噛むほどに生地とチーズの美味しさがじわーっと口に広がり、ほうれん草やきのこがコクを演出。
角切りトマトはフレッシュな酸味で、味を退屈にしません。
みんなは無言でもくもく平らげ、おかわりしてました。
カルミネはいつも、料理を出すだけだして、自分は近所のカフェにコーヒーを飲みに行ってしまいます。
休憩から戻ってきて、みんなが口々に
「おいしかった!」
「ありがとう!」
というのを満足気に微笑んで応えます。
このピザもぜひ教わりたい。
2回目のおかわりをもぐもぐしながら思う私なのでした。