ドイツ、天然暮らし。

2016年5月から結婚を機にドイツ暮らしを始めました。 自然の中でのんびり、家族と暮らす毎日を書いています。

2016年10月

大聖堂向かいに見えた通路を抜けると、そこは街の広場。
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市場がやっていて、人が集まりにぎやかです。
旦那さんが何か見つけました。
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「このBigos、ポーランドのスープだ」
この看板の1番下、笑顔マークがついているのは、
「おかわりは、にこっとしてくれたらあげるよ」
という意味。
こんなお茶目な看板が気に入って、市場の端に屋台を出していたスープ屋さんに行くことにしました。

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黒い制服のおじさんは、小銭が種類ごとに収められたケースを肩にかけています。
屋台には、ドラム缶のようなスープ容器。
「ポーランドの方ですか?」
Bigosを頼んだ旦那さんが聞くと、おじさんはにこやかにうなずきます。

プラスチックの容器になみなみと注がれたスープ。
「そっちに、スプーンとナプキン、パンがあるよ」
と言われ、それぞれとって屋台脇に並んだテーブルに移動します。

テーブルを見てびっくり。

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さまざまな人が、
「美味しい!」
「ありがとう!」
などとサインしてありました。
「すごいね。」
「きっと、『にこっとしてくれたらおかわりOK』って書くほどの優しいおじさんだから、ファンも多いんだね」
と言っていたら、ぞくぞくとお客さんがやってきました。

Bigosは、ザワークラウトやソーセージ、いろんな種類のお肉が入ったごった煮スープ。
軍隊で食べられていたそうで、なるほど、おじさんの制服や、ブリキ缶のようなスープ容器にも納得です。

ザワークラウトの酸味が食欲をそそります。

テーブルの真ん中には、油性ペンがささっていて、
ちょうどいいスペースがテーブルに残っています。
私も日本語とドイツ語で「おいしい!」と書きました。

旦那さんがおじさんに、
「美味しかったです、ありがとう」
とポーランド語で言うと、おじさんはとっても嬉しそうにポーランド語で答えてくれました。

さて、アペタイザーを食べた私たち。
いよいよ本格的にランチを食べるレストランを探しに行きます。

続く


来週火曜日、11月1日は万聖節。
ドイツの会社や学校はお休みになります。
土、日が元々休みなのに加え、火曜日も休みなので、いくつかの学校や会社では月曜日も休みになるところもあります。
旦那さんの会社と私の学校も休みになったので、4日間の連休になりました。

という訳で連休の1日目。
デュッセルドルフから北へ1時間ほど車で走ったところにある、クサンテンの街へ行きました。
クサンテンは、その起源がなんと、紀元前5500年までさかのぼる、古都中の古都。
十字軍の駐屯地として栄え、また度々の戦に破壊されながらも復興を遂げた街です。

街の周りにはきれいに整備された公営の駐車場があります。
そこに車を停め、街に入ります。
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細い石畳の路上に、三角屋根の可愛らしい家が並びます。
ほどなくして、歴史がありそうな建物が見えてきました。
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ここは学校のようです。
こんなところで勉強できるなんて、うらやましい。
学校のすぐ近くに、クサンテンの大聖堂があります。
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街へ向かって走っている時から見えていた大きな塔。
見学したいのはやまやまですが、今はお腹が空いてます。
どこかレストランはないかな?
でも、こんなに静かだし、お店はないんだろうか。。
と思っていると、大聖堂の向かいにある門のような場所の向こうに、広場のようなものが見えました。
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続く

学校の帰り道、駅への道中の歩道の真ん中にこんなものが。
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徒歩で郵便を配るための郵便ワゴンです。
中身は空っぽのようだけど、歩道の真ん中に置き去り。。
ワゴンを通り過ぎ、駅の近くまで来たら、後ろから、
「ガラガラー!」と大きな音。
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横断歩道を、郵便屋さんがワゴンを押しながら走って行きました。

さっきの置き去り郵便ワゴン、この人のだったのかな。

ドイツの代表的料理といえば、ソーセージといも。
それを合わせたのが、カリーブルスト。
フライドポテト、太いソーセージ、そしてケチャップとカレーパウダーを混ぜたソース。
ここにたっぷりとマヨネーズをかける人もいます。
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これは先日参加した結婚式の食べ物の写真ですが、右にあるのがカリーブルスト。
小さなフォークをつけるのも、伝統。

このカリーブルストは、ドイツのファストフードです。
街にはカリーブルストやフライドポテト単品を売る「ポメス」スタンドが必ずといっていいほどあり、忙しい人々のランチや、そぞろ歩きの軽食にと利用されています。

軽食といっても、そのサイズはかなりの大きさ。
手のひらからはみ出すほどの大きさのお皿に、マックポテトのXLくらいのフライドポテト、太いソーセージが2本分くらい?
お店によっても差がありますが、私にとっては、2回分くらいの食事の量です。
しかしながらドイツ。
この量を1人でたいらげます。
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横断歩道の向かいにいるこの家族。
みんな1人ひとつカリーブルスト持ってます。

今日は語学学校の先生の誕生日でした。
水面下でお金を集めてプレゼントを買ったり、食べ物を用意したりしてました。
席が隣のイタリア人、カルミネは、1ヶ月位前から毎日、
「こんなケーキを作るんだ!」
と私に構想を話してくれてました。

当日出来上がったのが、これ。
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パイとスポンジ、カスタードクリームを重ねた台に、マジパンで作った先生の小物。
ケーキを切ってるのが先生。
すごく喜んでました。


 

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