ドイツ、天然暮らし。

2016年5月から結婚を機にドイツ暮らしを始めました。 自然の中でのんびり、家族と暮らす毎日を書いています。

2017年02月

今日はローゼンモンターク。
各地でパレードが行われます。
デュッセルドルフやケルン、フランクフルトは大きなパレードが開かれるらしいです。

私たちはデュッセルドルフではなく、旦那さんの会社のある、デュッセルドルフの隣のちいさな街のパレードに行くことにしました。
デュッセルドルフは大きなパレードなので、人もたくさんいるからです。

車で走る途中でも、街に近づくにつれて仮装した人がちらほら歩いているのに遭遇します。

街の中。
パレードを待つ人で賑わってます。

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恐竜やパンダなど、親子で同じ仮装をしている人も多いです。

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着ぐるみの若者。

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小さな子も仮装。

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年齢関係なく楽しんでます。

パレードの楽しみは、山車からばらまかれるお菓子。

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大きな袋を持って待機します。

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パレードのさきがけに、市庁舎からお菓子がまかれました。
人びとは殺到します。
私たちは混雑を避けて後ろで見てましたが、時々後ろの方まで投げてくれたので
いくつかお菓子を拾うことができました。

市庁舎のお菓子ばらまきから1時間ほど待ち、
いよいよ私たちのいるところにパレードの列がやってきました。
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マーチがにぎにぎしくパレードを先導します。

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トラックに飾り付けを施した山車からお菓子がばらまかれます。
人びとは、「ヘラウ!」と叫んでいます。
カーニバルの掛け声らしい。

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様々な山車が出ていました。

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戦果。
本気を出すと、袋いっぱいにお菓子やティッシュ、ちいさなおもちゃなどがもらえるらしいです。



 

2月26日月曜日は、ローゼンモンターク。祝日です。
それに合わせ、今週土日はあちこちでカーニバルのパレードや、カーニバルのパーティが開かれています。
カーニバルのパレードは山車が出て街を練り歩き、それを見にたくさんのひとが集まります。
実際には木曜日の11時11分からお祝いが始まるので、その頃から、
ハロウィンのように思い思いのコスチュームに身を包んだ人が街に現れ始めます。

土曜日に、私たちもカーニバルのパーティに行きました。
旦那さんの同僚の方の旦那さんがバンド出演するパーティです。

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会場は体育館。
華々しく飾り付けられた会場に、様々な装いの人びとが集まっています。

左に見えるおじさんはハチの格好。
こっけいな格好を、真面目にやっていて、可愛らしいです。

重量上げ選手にカンガルー。
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揃いの衣装のグループもたくさん。
これは小人さん?
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音楽が始まると皆んなダンスホールへ。
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老若男女が音楽に合わせ楽しく歌ったり踊ったりしています。

かかる音楽は、懐かしのディスコミュージックやドイツの歌謡曲。
古い曲が多いようですが、だからこそ、お年寄りも楽しく歌えるみたい。
若者も声を合わせて歌ってます。

一緒にパーティに行った旦那さんの同僚(バンドとは別の方)に、
「日本は若者が行くとこ、お年寄りが行くとこ、分かれてるけど、このパーティはいろんな人が来てるね」
と言ったら、
「そうなんだ。みんな一緒なんだよ」
と言います。

たくさん人はいたけれど、なんだかとても平和で、ほのぼのしたパーティでした。

ちなみに私たちはパイロットとフライトアテンダントのコスチュームでした。
何人か知らない人に褒められましたよ。

最初はコスチュームにあまり乗り気でなかった旦那さんですが、
「来年は日本のサイトとかでコスチューム探してもいいかもね」
と、ちょっと変わってきたようです。
 

ドイツの移民向け語学コース、Integurationskurs(統合コース)の最後の一ヶ月。
この一ヶ月はドイツの法律や歴史、システムなどを学ぶクラスです。
ドイツ語だと、Orientierungskursオリエンティエルングズコァスと言います。

このクラスは最終日にクラスで学んだ内容を問われるテストがあります。
テストの内容はあらかじめ決まっています。
が、どの問題が問われるかはわかりません。

というのも、テストにでる問題は33問なのですが、
クラスで学ぶ問題数は310問なのです。
この310問のうちからランダムに33問が出され、
うち16問を正解すると無事合格なのだそうです。

310問のうち、300問はドイツ全般のことについての問題。
のこりの10問は受講者の住んでいる地域の問題です。

基本的にはこの問題を粛々と解いて答えを覚えればいいというクラスなのですが、
問題の背景などを学ぶために、教科書を購入します。

ほかのクラスはわからないのですが、教科書で背景を学び、それに相当する内容の問題を、
310問の問題の中から抜粋して解いていくのが今のクラスのスタイルです。

と、先生は何回も説明するのですが、クラスの大多数の人は
「問題だけやればいい」
「教科書は買いたくない」
「問題だけもらえれば、もう学校に来ない」
などとてんやわんや。
先生も毎回同じことを説明してすごく困ってます。

授業中も、そういうことを言う生徒さんに限って遅れて来て、
「自分のプリントがない」
「説明をもう一回してくれ」
と言うのは日常茶飯事だし、
先生の説明を遮って自分の言いたいことを言い、
それからおしゃべりが始まってまた先生の説明を聞かず、
「答えは結局なんなの?」とか、
「先生は説明してくれない」とか言い出す始末。
なにかわからないことがあるとすぐ自分たちの言葉で話し始め、教室は全く収集がつきません。

日本で小学校教師をしていた私。
これはまさに学級崩壊のクラスの光景です。

となりで「授業がぜんぜんわからない!」と言っているクラスメートに、
「あなたが自国の言葉で周りと喋ってた時に先生が、まさに今あなたが私に聞いてきたことを説明してたよ!」
と言ったりしても、全く意に介さず。

静かに授業を受けている反対どなりの生徒さんに、
「これが普通なの?」
と聞くと、
「そう」
と言います。

いやはや。

しかも残念なのは、こうやって大騒ぎする人たちが、難民の人たちだということ。
だれよりもドイツに住むことを欲しており、そのためにだれよりも学ぶ必要のある人たち、
かつ、ドイツから援助を受け、学費を免除してもらってクラスを受講している人たちだということ。

自分たちのために用意された大切なチャンスなのに、どうしてこんな風に行動できるのだろう?
と悲しく思います。

こういう風に行動している様子をドイツ人の先生方や、行政の人たちはつぶさに見ているわけです。
そして、だんだんと「難民の人は扱いづらい」→「あまり関わらないほうがいい」という雰囲気が出来上がってきているように思います。

現に、前のクラスのシリアの人たちなどは、
「アパートを見つけても、『シリア人だから』と言って断られる」
「行政でも、自分がシリア人とわかった途端に邪険にされる」
「仕事もなかなか見つからない」
と嘆いていました。

これはとっても残念な事態です。

難民の人の中にも本当に善良で、真面目なひともたくさんいます。
前のクラスでは、だれよりも早く教室に来て、一番前で熱心に学ぶおじいさんもいましたし、
自国では学校の先生をしていた青年が、クラスメートの誕生日にはその人の国の言葉で「おめでとう」と一生懸命バースデーカードを書いていました。
クラスメートも、1対1で話せば穏やかで優しい人も多いのです。

でも、「この国の人はこういう人」というふうに十把一絡げで見る風潮はドイツに限らずどこにでもあること。
しかも、いいところよりも悪いところが先に人々の中に広がるのもよくあることです。

日本人のドイツでの評判は悪くないので、いろいろなところで生きやすいですが、
それでも街で、知らない人からちょっと邪険にされることもよくあるくらいですから、
悪い評判がたってしまった国の人の生きづらさといったら相当なはずです。

それをどうにかしたいと思うなら、
「あの国の人間は○○だと思っていたが、こいつは違うな!」
といい意味で出会った相手を裏切っていくことの積み重ねしかないと思います。

もしかしたら、
自国では自分の意見を押し殺して生きてきたから、
自由に意見を言っても直接的に攻撃されない教室の中では、
自分の言いたいことを言ってみたいのかもしれません。

でも、

「ほかの人もこうしているし、自国の人と一緒に居れば楽だから」とか、

「どうせ、頑張っても評判はよくならないから」

というような気持ちで流されていったら、いつまでたっても状況はよくならないし、
もっともっと、自分たちが生きにくい状況を作っていってしまいます。

旦那さんがいつか、
「僕たちがここで快適に暮らせるのは、これまでの日本人の大多数がきちんとやってきてくれたから。
 だから僕たちも、品行方正に暮らしていかなければならない」
と言っていました。

本当にそのとおりだなと思います。

今日はちょっと長くて、ぐちっぽい話になりました。

次回からはまた、のほほんとした日記にします。


先週ミュージカル「星の王子様」を見に行く前に、腹ごしらえをしにいったケバブ屋さん。


その名も「BABA GREEN」。
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私の旧姓が屋号になってます。
これは行かねばなるまい、と目星をつけていたお店です。

トルコ系の住人が多いドイツ。
彼らの代表的食べ物であるケバブは、ドイツのファストフードとしても代表的です。

このBABA GREENは、トルコ系の人がやっていず、店員さんは全てドイツ人。
お店もすごくモダンです。
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サンドイッチチェーンのサブウェイのように、流れ作業で作っていくスタイル。

まずはじめに、ピタパンか、ロールサンドか、お皿に載せるスタイルかを選びます。
選ぶと、お兄さんがトレイに選んだものをのせます。

次にソースを選び、それをお兄さんがさっきのものに塗ってくれます。

次に、中に入れるメインを、ファラフェル(ひよこ豆のコロッケ)か、鶏肉か、あと1つ(忘れちゃった)から選びます。
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あとは、付け合せの野菜を、選んで、それがどんどんのせられていきます。
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で、最後にお会計。

できあがったのが、こちら。

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一つ8ユーロ強と、普通のトルコ系のケバブ屋さんと比べると結構高い。
でもおいしい。
し、おしゃれな雰囲気なので、それも楽しい。

デュッセルドルフ中央駅からも歩いて10分ほど、
最寄駅はPemperforter Str.
大きなデパートもすぐ近くなので、買い物合間によってもいいかもです。

Baba Green

www.babagreen.de





小さな頃、母がよく作ってくれたじゃがいもとハムの炒め物。
お弁当の副菜にももってこいなので、こちらに来てちょくちょく作っています。
ドイツといえばじゃがいもですし、安く手に入る材料でできるので嬉しい。

材料
じゃがいも 大1個
ハム 2枚
塩・コショウ
カレー粉 大さじ半

作り方
①じゃがいもは皮をむき、少し粗めの千切りにする。
油を引いたフライパンで軽く炒める。



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②同じくらいのサイズに切ったハムを投入。さらに炒める。
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③塩コショウで調味し、最後にカレー粉を入れてさっと炒め、完成。
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味見をして物足りなければ、ほんの少しおしょうゆを入れるとコクが出ます。

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ちなみに今うちにはカレー粉がないので、代わりにマスタードで炒めてます。
これはこれで、おいしいです。


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