ドイツ、天然暮らし。

2016年5月から結婚を機にドイツ暮らしを始めました。 ドイツ語皆無の私がどれだけドイツに溶け込めるのか!? ただいま奮闘中です。

2017年02月

日本人が多く住む街として有名なデュッセルドルフ。

そのなかでも特に日本人が多く集まっているのは、オーバーカッセルと言われる地域です。
ここには日本人幼稚園はもとより、日本の塾や日本人のお医者さんのいる病院、日系のスーパーなどもあるので、
駐在でドイツに来ている日本人の方たちはこの周辺に住んでいる人が多いのです。

ちなみに大家のギゼラおばあちゃんのうちも、ここからほどないところにあります。

古めの建物や小さな商店が立ち並んでいるオーバーカッセルはこぎれいで、私も好きな地域。

今日はここのカフェを紹介します。

オーバーカッセルの駅、ベルゼンプラッツ駅のすぐそばにある、
Röstmeister。
コーヒー豆が並んだ看板が可愛いお店です。
窓も広くとってあり、通りからお店の中も見られます。

メニューはコーヒーやココア、お茶。
カウンターにちょっとしたパンやクッキーも並んでいます。

ここである日、ココアをたのんだ私。
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グラスにナッツ味のチョコレートペーストを入れ、そこにスチームミルクを入れてあります。
チョコレートペーストを全て溶かすと甘すぎるので、ペーストが沈んだまま飲みました。

で、このあと事件が起きました。
テーブルにつき、書物をしようと手帳を開いたら、あろうことか、ほとんど飲んでないこのココアが
がたーんと倒れてしまったのです。

正面に見える窓、通りから中が丸見えの窓に、ココアがだらだら垂れていきます。

「うわー、すみませーん!!!!」と叫ぶ私。

お店の人がタオルを持って来てくれました。

「ごめんなさい、ごめんなさい」という私に、
「大丈夫だよー」と笑顔で掃除してくれる店員さん。

そして、「中身なくなっちゃったから、ミルクを足そうか?」と提案してくれました。
恐縮して、「いや、でも、お金払うから」と私が言うと、
「そんなのいいから」と言って、またグラスいっぱいにミルクを入れてくれました。

すごく感動しましたー!

で、またお店に行きました。

今度頼んだのはこれ。

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しょうがとミントのお茶。(今度は持ち帰り)

サービスでオレンジを入れてくれました。

ものすごくワイルドな見た目ですが、体があったまりました。

おいしいお店でも、店員さんの印象で「もう行くのやめよう」と思うお店もあったりしますが、
ここは間違いなく、「また行こう!」と思えるお店。
日本人街でもあるので、日本人のたどたどしい注文にも優しく応えてくれます。

Die Röstmeister
 Quirinstrasse 1A · 40545 Düsseldorf

突然ですが、
うちにはぬか床があります。

去年、実家から航空便でプラスチックバッグに入ったぬか床が送られてきたのです。

最初のぬか床がすでにできているという商品で、
そこに野菜を漬ければぬか漬けができるというすぐれもの。

しばらくそこでぬか漬けをしていたのですが、
ある日そのぬか床からなにやらアルコールのような匂いがするようになりました。

「もしや私の手は日本酒を作る杜氏の手なのか?」

と嬉しい私。

しかし日本に一時帰国するときに冷凍庫にぬか床を入れ、ドイツに帰ってきたら今度はなんだか、ボンドのような匂いがするように。

「さすがに変だな」

と思ってネットで調べてみると、

アルコールの匂いやボンドの匂いは、ぬか床の過発酵で起きるんだそうです。

しばらく野菜を漬けず、かつかき回しもしなかったば場合にこういうことがあるんだとか。

「ボンドの匂いになったら廃棄する方がよい」

とネットにはあったのですが、

ぬか床も生き物だし、

(今までほっておいたのに、急に情がわきだした私)

旦那さんも、

「も少し様子を見よう」

と言うので、

母が送ってくれたホーローのぬか床容器にぬか床をうつし、炒りぬか、からし粉、捨て漬けの野菜を入れて毎日かき回すことにしました。

すると1週間ほどでボンドの匂いがアルコールの匂いになり、

捨て漬けの野菜をちょっとかじったら、
変な味がしなくなりました。

そのまま1カ月、かき回しを続けたら、

今はアルコールの匂いもせず、美味しいぬか漬けを作ってくれるようになりました。

先日友達にもらったヨーグルトの菌もそうですが、

生き物が食べ物を作ってくれて、

それをお手入れする、

って、ありがたい経験だなあと思います。

手をかけて、でもその生き物が生きやすいように適度にほうっておき、
できた食べ物をいただくって貴重なことです。

実はスーパーで売っている食べ物も、
誰かがこんな風にお世話したものばかりなんですよね。

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うちのぬか床さんが作ったぬか漬け。
左は、日本で家庭教師をしていたおうちの山椒の葉の塩漬けです。
これがごはんにも日本酒も合う素晴らしい食べ物!
これも、季節初めの新芽だけを集め(木にはとげがあるから取るのもたいへん)て作る手間ひまかかる食べ物です。

そんなものを作って、しかもくださる方の優しさも、心に沁みます。

ちょっとずつ、ちょっとずつ食べてます。

2月27日、ドイツは「ローゼンモンターク(バラの月曜日)」という祝日です。
ローゼンモンタークは「Rosenmontag」と書くので、今は「バラ」という風に訳されますが、
もともとは「荒れ狂う」という意味の「rasen」という動詞から来ているんだそうです。

ローゼンモンタークは、イースターの46日前の火曜日の前日の月曜日。
イースターまでの断食の期間を粛々と過ごすための最後のドンちゃん騒ぎができるとき。
アメリカ南部などでも、「マルディグラ」と言って、やはりドンちゃんやる日になってます。

この祝日は実は、11月11日の「聖マルティンの日」(提灯を持って街を練り歩くお祭り)から続くカーニバルのクライマックスの日。(とはいえ、その日からずっとカーニバルをしているわけではなく、要所要所でお祭り騒ぎをする感じです)

そして、今週の木曜日も「ヴァイバーファストナハト」と呼ばれる祝日。
女性が男性のネクタイを切っていいという不思議な習慣がある日なんだそうです。

なんだかよくわからないのですが、暗い冬のうち、クリスマスとこのカーニバルの日が、
ドイツの人々の楽しみなんだそうです。

ローゼンモンタークの前の土日、祝日の月曜日は街で山車が出て、そこからさまざまな仮装をした人が、
お菓子や食べ物、ちょっとした雑貨を投げてくれるんですって。

普通の人々も思い思いの仮装をしてその日を楽しみます。
私たちも、25日土曜日に旦那さんの会社の人の旦那さんがミュージシャンとして参加するパーティのドレスコードで、何らかの仮装をすることになりました。

飛行機が好きな旦那さんに合わせ、パイロットとスチュワーデスになろう!と決めた私たち。
スチュワーデスのコスチュームは、ドイツのフリマサイトで早々に見つけることができたのですが、
パイロットのコスチュームがサイズの合うものがなかった。

そこで、街のコスチューム屋さんに行ってみることにしました。

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コスチューム屋さん。
こんな風に、一年中ずっと開店してます。
最初に街でこのお店を見たときには、
「夜のお仕事をしている人たちの衣装のお店かなぁ」と思っていました笑

この日はカーニバルの日の前の週の週末。たくさんの人がいました。

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小さな子の衣装。
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さまざまな色のスカート!
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SWATの衣装(女性二人組がおもちゃのピストルとともにお買い上げしてました)
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小物類に、
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海賊の衣装一揃えなんかもあります。
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被り物を選び、見た感じをセルフィーに収める人もいます。
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家族連れであーでもない、こーでもないと衣装を選ぶ人も。

旦那さんご所望のパイロットの衣装もあるにはあったのですが、サイズが大きすぎました。

結局、インターネットで頼みました。

なんでも本気でやるのがこの国のお国柄。
こういう馬鹿らしい(と言っては失礼?)お祭りでも、本気で衣装選びをし、
本気で仮装をするんだそうです。

一体今年のカーニバルはどんな感じなのでしょうか。
今から楽しみです。


今日はミュージカルを観にいきました。

演目は星の王子さま。

わたしの大好きな物語です。

学校の帰り道にポスターを見かけ、旦那さんに
「観たい!」
とお願いしたら、チケットを手に入れてくれたのです。

星の王子さまを読んだことのない旦那さん、
仕事の合間に本を読み、予習してくれました。

シアターはデュッセルドルフ中央駅の近く。

中に入ると、飲み物と軽食を売るカウンターがあり、周りには開場を待つ人々が談笑しています。
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いざ、開場。
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舞台にはこんな映像が。

演出も、舞台奥のスクリーンと、
写真でタイトルが映っている手前のスクリーン(こちらは薄い幕でできていて、シーンによってたたまれて舞台が広く使えるようになったり、奥が透けないような幕が出て、舞台奥の人々がシルエットだけに見えたりと様々)
に映像が映し出されたりして、
今までのミュージカルとは違った楽しみ方ができました。

お客さんは子供からお年寄りまでさまざま。

舞台の役者さんが寝転がったり、
タップダンスをしたりすると、
それをよく見ようと頭を動かしたりして、
夢中になって見ている様子が日本と違いました。

幕間には座席までアイスを売りに来る人もいて、
真ん中の席の人がアイスを買うと、売り子さんからそのお客さんまでお金と品物がバケツリレーのように移動したりして面白かったです。

ドイツ語は歌なども入って、正直すごく難しい。
でも物語は知っているので、
端々の言葉をつかんだり、
役者さんのダンスや動きを楽しむことができました。

また面白い演目があったら、見にいきたいです。

今日から、ドイツ語統合コースの最後の1カ月が始まりました。
この1カ月で、ドイツの歴史や政治について学び、
語学のテストと、
この歴史や政治についてのテストを受けてコースは終了になります。

本当は6カ月から7カ月ぶっ続けで、
ドイツ語の初歩から始まる語学コースからこの最後のクラスまで学習をするのですが、
私は最後のクラスが始まる前に日本に一時帰国したため、
個人的に一度自分のいたグループから外れました。 
私のいたグループはそのまま学習を続けて現在は全ての過程が終わっています。
私は私がいたグループの後から始まったグループが語学クラスを終えるのを待ち、今日からそのグループに編入したのです。

この最後の1カ月のクラス、以前は10日で終わったのが2週間になり、現在は1カ月学ぶようになりました。
様々な国からの移民が増え、より多様な背景を持った人々がドイツに住むにあたって、
以前よりもドイツについて理解してもらう必要性が高まった結果らしいです。

今日は初日ということで、
「ドイツの文化や歴史、法律や教育などの中で興味があるのはなんですか?」
という質問を先生からされました。
私はシュタイナー教育に興味があったのでそれについて話したのですが、
クラスメイト(以前のグループと同様、アラブ系の人がほとんど)は、
「自分の権利や義務について知りたい」
という人が多く、また、
ドイツではどんな権利があるのかについてよく知っている人が多かったです。
(その割に、義務についてはあまり発言がなかったのが面白い)
 もちろん、アラブ系の国以外の人でもこのようなことに興味を持つ人は多いと思いますが、
なんとなく、
『自分で、自分にとってより有利に生きられる環境を選んできた』
という感じを彼らの様子から受けました。
日本はなんだかんだ言って、ドイツと同じように権利があるから、
そこについて特に詳しく知りたいと思うより、
より個人の興味について探求したいと思うのかな、と思いました。
 
まだ初日ですし、私自身の興味対象も一般的ではないかもしれないので、
このような印象を持つのは尚早かもしれないのですが、
ほとんどの人が権利について発言を多くしていたのはやはり、興味深かったです。

 

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