ドイツ、天然暮らし。

2016年5月から結婚を機にドイツ暮らしを始めました。 自然の中でのんびり、家族と暮らす毎日を書いています。

2017年03月

アントワープ滞在4日目、最終日の今日はアントワープ駅のとなりにあるアントワープ動物園に行きました。
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アントワープ王立動物学協会によって運営されているこの動物園は、
1843年に一般公開が開始された歴史ある動物園。
ヨーロッパでも最も多くの動物を所有し、
その展示方法もユニークなことで知られているそうです。

開園少し前に着いた私たち、なかなか係員の来ないチケット売り場で待っていたら、
おじさんが寄ってきて、
「一枚チケットあげる」と、入園券をくれました。
一枚19ユーロのチケット、一枚分が浮きました。
ありがたい!

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入り口近くにはフラミンゴ。
寒い時期だから、暖かい室内にいます。

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蝶の展示館。
熱帯を思わせる暖かさの室内に、蝶が自由に飛んでいます。
歴史ある建物に熱帯の植物のコントラストがモダン。

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なんだか分からない、ハナの長いねずみちゃん。
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コアラ。
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ゴリラ。
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水族館
ぐるぐる廻るスロープのようになだらかな急斜の作りになった動物園には、
屋外展示と展示館が点在して、
なんだか探検しているような気持ちになります。

動物たちも、普通の動物園よりスペースのある場所にいました。

たくさん歩いたので、動物園併設のカフェへ。
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お茶を頼んだらベルギー名物のお菓子が付いてきました。
紫のやつは、まわりがカリッとした砂糖衣みたいで、
なかが柔らかいグミみたいになっています。
見た感じすごく甘そうですがそうでもなくて美味しかった。

お昼はアントワープ駅近くのレストランで、

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ビールと、
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トマトスープを。

3泊4日、アントワープを堪能しました!
アントワープはすごく居心地のいい、文化のある街でした。










 

この日はアントワープから電車で4、50分のベルギーの首都、ブリュッセルに行きました。
ブリュッセルには昨年も一泊でお知り合いのお家に泊まったのですが、
悪天候と短時間滞在が重なり、あまり観光できなかったのです。

まずは、市庁舎のある広場に行き、
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小便小僧を見(この日もたくさんの人)、

きれいなアーケード街へ。
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春らしいかわいいお菓子のディスプレイ。
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この日も寒かったですが、春の息吹があちこちに。
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お昼は、街歩きのときに気になっていたレストランへわざわざ戻って行きました。
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ブラジル料理やさん。
お昼はブッフェ形式らしく、
サラダや煮込み料理、肉や魚のメニューから自分の好きなものを好きなだけとり、
レジで計ってテーブルへ持って行きます。

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わたしは野菜の料理のみ。
旦那さんは2回ブッフェを周り、全種類食べました。
これに、ワインをつけて2人で30ユーロ弱。

味付けは塩がメインで、ライムや香菜でアクセントをつけています。
シンプルな味付けなのに、素材によって味わいが変わります。

いつもは苦手な香菜、セロリと玉ねぎのサラダに入ってライムの香りと一緒になって、
美味しかったです。

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お店は「おねえ」さんたちが切り盛りしてます。
柔らかで、朗らかで優しいおねえさんたちのお店だからか、
お客さんたちの雰囲気も穏やかで平和。

シンプルでナチュラルな食べ物を提供しているという理由もあるかもしれません。

デュッセルドルフにあったら、毎週行きたいお店でした。

おまけ。
街でふらりと入った教会の祭壇横に、
キッズスペースがありました。
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誰もいない教会でしたが、
人がいるときにはきっと、温かで優しい雰囲気なんだろうなと思います。

おやつのワッフル。
軽ーい生地。
口に入れるとすぐ消えちゃいます。

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印刷博物館見学が終わって建物を出ると、すでにお昼すぎ。
お腹もすいてきました。

博物館の前は広場になっていて、周りに小さなレストランやカフェがありました。
「もうここらへんでいいや!」
というくらいお腹がすいていたので、
そこにあった良さそうなカフェに入りました。
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大きな窓があって、開放的な感じ。
お店の名前はRoscamです。

お店に入ると、若い女性が3人で働いています。
お客さんは子供連れや女性一人、カップルでパソコンを開け、仕事をしている風の人。

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店内は広々としていて、窓の近くには個人席、
中心に大きなテーブル。
なんだか田舎のおうちに遊びに来たような雰囲気ですが、
カウンターの後ろにはバーもあり、本格的なごはんも食べられそう。
女子が絶対喜ぶかわいらしい内装です。

とりあえず、飲み物を注文。
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ビールと、プロセッコ。

メニューはその日のスープや、サンドイッチなど軽めのものが多いです。
私が頼んだのは、これ。
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クロックマダム。
ハムとチーズのホットサンドに、目玉焼きがのっています。
たっぷりのサラダがついていて、これもおいしい。

奥のは旦那さんの。
クロックロスカム(お店の名前)
クロックマダムに、さらにトマトが入ってます。
目玉焼きはなし。

パンがかりっと焼き上げられていて、とってもおいしかった!

お昼のあとはアントワープ市内をうろうろ。
アントワープにはたくさん雑貨屋さんがあり、
ポップなところから自然派のところ、モダンなところなどさまざまありました。

面白いのは、日本の文房具が、日本の仕様のまま売られていたこと。
薄紙のメモ帳やカード、紙で作られた食器から、
シソや春菊の栽培キットまで。
日本で売られているパッケージのままディスプレイされていて、
そこに英語などで説明文が添えられていました。

さて、夜になり、
アントワープ名物のムール貝を食べに行きました。
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夜の市庁舎。
幻想的です。
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ブラボーさんと大聖堂。
大聖堂のライトアップの仕方が、さらに、浮世離れした雰囲気です。

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趣のある路地を抜け、
スヘルデ川のたもとにあるレストランにやってきました。
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中に入ると、たくさんの人!
お店の人に「予約はしてるの?」と聞かれ、
予約をしていなかった私たち、「もしかして入れないかも?」と思ったら、
大テーブルのはしっこを確保してくれました。ほっ。

まずは飲み物と、スープを頼みました。
アントワープのレストランには、たぶんどこにでもスープが置いてあるのかもしれません。
スープ好きの私にはありがたい街です。

まずはお通し。
薄切りのサラミに、にんにくのみじん切りがかかった油漬けのオリーブに、パン。
もうこれがおいしいのなんのって。
これだけでたのんだお酒がなくなってしまいそう。
メインが来た時には残りを全部持って行かれてしまった。
すべて食べておくんでした。
これが心残り。

旦那さんは魚のスープ、私は今日のスープを頼みました。
魚のスープは魚介の味が濃厚にするクリーミーなスープに、タラが入っていました。
私のスープはキャロットスープ。
セロリをはじめとするたくさんの野菜のだしがしっかり聞いた、元気のでるスープでした。

いよいよお待ちかねのムール貝。
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二人で一人前を頼んだのですが、気をきかせてくれ、
別盛りでもってきてくれました。
別添えのポテトも別盛りで。
とっても優しいウェイターさんたちです。

ムール貝にはいろんな味付けがあったのですが、
私たちはにんにく味にしました。
にんにくと玉ねぎと蒸してあるムール貝は、
後ひとつ、後ひとつと延々食べてしまいそうなおいしさ。
味付けとしては、あさりの酒蒸しみたいな感じで、
スープを残すのがもったいないほどでした。
(旦那さんは全部飲んでました)

ポテトも揚げたてで、最高の食感。

お客さんでひしめき合っているのもわかります。

お腹がまん丸になってホテルに帰りました。



今日、ドイツ語B1の口頭試験がありました。
先週金曜日には同じくB1(ドイツ語初級)の筆記試験があり、
これで、今まで6ヶ月かけて週5日学んできた統合コースのまとめの試験が終わったことになります。

統合コースでは一ヶ月ごとにクラスの先生が作った確認のテストを受けてきたわけですが、
今回のB1のテストは国のテストです。
監視員がいて、携帯は電源を切った上で監視員に渡し、
必要最低限の筆記用具と身分証明証の他の荷物は、教室の後ろにおかなければなりません。

監視員は
「テスト中不正行為や私語などが見受けられた場合、自動的に点数は0になります」
と言っていましたが、
クラスメートはリスニング中も、「今の答えはなんだった!?」とか、
筆記試験中も「どうだ、どうだ」と話していました^ー^;
まあでも、いつもよりは静かだったかな。

こういった公的な場でも彼らのスタイルは変わらないのである意味あっぱれです。

この筆記試験、口頭試験と、ドイツの政治・歴史のテストの結果は、
これから4~6週間後に郵送にて自宅に届けられます。
無事に合格していたら、
再び学校の事務所に出向いえ授業料返還申込書にサインして、
さらに2~3週間待てば、指定の口座に授業料の半額分が返されるんだそうです。

考えると、受講開始から授業料の返還まで足掛けだいたい1年が経っていることになります。
ということは、わたしもドイツに来て、一年以上が経つ、ということになります。

いやはや、感慨深いです。

実際ドイツで仕事をする、不自由なく生活できるような言語能力を身につけたいとなると、
さらにB2(仕事などに応募できるレベル)、C1(大学を受験できる最低レベル)など、
上には上にはあるのですが、
とりあえずはひと段落です。

まあ、受かってるかどうかが、まだわかってないんですけどね^ー^;


さてアントワープ2日目。
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ホテルで朝ごはんを食べて元気に出発です。

まずは、ルーベンスの家へ。
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生前から高く評価された画家であると同時に優秀な外交官でもあったルーベンスの、
邸宅兼、アトリエ兼、私的美術館兼、私的図書館(現在は博物館)です。 

飾ってある彼自身や別の芸術家の作品はもちろん、

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邸宅がすごい。

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すごい作品がたくさんあるので、各所に監視員がいるんですが、
各々携帯で遊んでたり、家具かなんかのカタログを見ていたり、
かなり羨ましい働き方をしていました。

次は、印刷博物館。
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ドイツ、マインツから始まった活版印刷の技術などを見ることができる場所です。
ここも、負けず劣らず立派な建物。
印刷の版を作るためのアルファベットを作る鋳型の釜から、
アルファベットを並べた場所から、
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印刷機から、
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印刷物の訂正部屋から、
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印刷物を売る部屋から、
図書館まで、
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本好きなら興奮間違いなしの博物館です。

要所要所に小さな映像ブースがあり、言葉がわからなくてもアニメなどで
印刷のことが分かるようにもなっています。
その映像もすごくモダンな造りで大人が見ても楽しい。













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