ずっと前になりますが、
ドイツのゴミ捨て事情について書きました。

瓶や
古紙、
古着や古靴を
回収するゴミ箱が
街のあちこちにある、
という話です。

今日は粗大ゴミについて。

引っ越しなどで
たくさんいらない大きなゴミがでます。

特にドイツは
アパートにキッチンが標準装備ではありません。

イケアなどで安いキッチン設備を
買って取り付けると、
引っ越しの移動に耐えられる強度もないのです。

しかも、部屋に合わせたサイズで作っているから、
引っ越し先の部屋に合うとも限らない。

次の入居者が
「キッチンはそのままでもいい」
と言ってくれたら
そのまま置いておけますが、

大体は取り外してゴミになります。

これらのゴミは、
専門の業者に有料で引き取ってもらうことになります。

回収の時までに
アパートの外に置いておくのですが、
その間にほかの人が
自分の必要なものを見つけて
持っていく場合もあります。

いらないものを誰かが
もらってくれてうれしい!

と思う人もいれば、

お金を払って持って行ってもらうんだから、
他の人が持っていくのは許せない!

という人もいるようで、

街角の粗大ごみを物色していたら、
捨てた人に怒られた、
というエピソードも聞きます。


我が家でも、
バルコニーに置く椅子を
旦那さんと
その日に家に遊びに来たお客さん
がいきなり

「拾ってきたー」

と持ち帰ってきたことがあります笑

他にも、
家のアパートの脇に
引っ越しの粗大ごみが置いてあるところへ
車で乗り付け、

「チェ メターレ?」
と聞いてきた人がいます。

ん?何?
何語?

と思っている間に、
車の中の人が出てきて、

鉄製のモノを見つけて
持って行った・・・

なんてことも。

今思い返せばあれは、
イタリア語だったのかも。

鉄製のモノはお金になるのかもしれません。

以前住んでいたアメリカでも、
家具が捨てられていて、
それを家に持ち帰ってまた使う・・・
ということは自分でも、
周りでもよくありました。

お金持ちの地区に行くと
本当に程度の良い、
価値のあるものが見つかったりするので、
一種の宝探しのような感じでもあります(#^^#)