結婚式をするにあたって必要なのは、お衣装。



着物と、ドレス、タキシード。



結婚式は人生で一度なので、和洋装両方したいね、と意見が一致。



式場でいくつかカタログをもらい、式で着る和装はイメージがつきました。



ただ、披露宴のドレスが決まらない。



なんとなくこう、というのはあるのですが、なんとなく誰かと一緒のは着たくない。



弟のお嫁さんが結婚式のドレスをお友達に頼んで作ってもらい、それが美しかったので、彼女に聞いてみる。



「ごめんなさい、友達、今妊娠中で、作れないみたいです・・・」



そうか、仕方ない。



うーん。どうしよう。



と考えていた時、行きつけのお直しやさんで一目ぼれしたのが、これ。



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着物をリメイクしたプリンセスラインのドレス。


(結婚式の時の写真です)

いつもは婦人向けのコートやゆったりしたワンピースを飾っているのに、この時は、なぜか、こんなドレスを飾っていたのです。



「すてきですね!!」



と仕立て屋さんに言うと、



「そうなの、みなさん、『披露宴の時にうちの花嫁さんに着せたいわ』って言うの」



と・・・



こういうときの感覚って、面白いです。



こう、「これだ!!!」っていう感じです。



さっそく着せてもらい、さらにシルエットに感動。



仕立て屋さんも、



「まるであつらえたみたい!」



と感動。



これは、もう買うしかないです。



お値段を聞くと、総シルクの染めなのに、とってもリーズナブル。



あれほど悩んでいたドレス選び、一瞬で決まりました。



ちょっとシンプルすぎるかなとも思いましたが、ラインの美しさにやられてしまいました。



仕立て屋さんは、普段はズボンのすそ上げとかをするのがメインですが、その腕は確かなもの。



古い着物をお客さんから預かって、素敵なお洋服に仕立て直したりするのもお手の物なのです。



色は好きなんだけど、形がちょっとね、という服や、



ここだけちょっと変えてみたい、というカスタムオーダーなど、



自分だけの服を作りたい人にはぴったりのところ。



普段の洋服だけでなく、既製品じゃなくて、世界で一つのドレスを着たい!



という方は、近所の仕立て屋さんに相談してみることをおすすめします。