日本にいたとき、
とっても頼りになる服のお直し屋さんがいて、
ズボンの裾上げから
リフォームなどなど
いろいろお世話になってたのです。

ドイツに来て驚いたのが、
日本よりはるかに多くのお直し屋さん(個人の)が
町にあること。

一つの区画に2軒はあるんじゃないかな?

私の近所のお直し屋さんは
トルコのおじさんがやっています。


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最初は
長すぎるドレスを短くしてもらうのと、
変な袖のついていたワンピースを
ノースリーブにしてもらうためでした。


長すぎるドレスは
お腹のところでデザインが切り替わってたので、
単に裾を短くするだけだと
かっこわるいなと思ったので、
デザインが切り替わるところで切って、
両方の部分をちょっとずつ短くしてほしいなと
思っていました。

それを
拙いドイツ語で説明しようと思ったら、
おじさん、威厳のある声で

「ちょっと待ちなさい。
 分かっているから」

と一言。

袖を取ってほしいワンピースも、

「ただ袖を取るだけでは
 デザインがおかしくなるから、
 こういう風に肩をくりぬくよ」

と説明してくれました。

で、
その通りにきれいに仕事をしてくれました。

ずーっとこの仕事をやっている意識が
感じられて、
門外漢がいろいろ言うよりも、
黙って彼に任しておこうとこのとき
思ったのです。


それから、
旦那さんや旦那さんのお友達が
セーターに穴をあけたときも
繕いに持っていったり、

ズボンの裾上げもお願いしに行ったり、
ちょくちょくお世話になってます。


この間
裾上げを頼んだズボンを取りに行ったら、
私に持って帰る袋がないことに
おじさんが気付いてくれて
(近くだし、手で持って帰ろうと
 思ってただけなんだけど笑)

「赤の買い物袋だよ」

とまた威厳のある声で
お店にある袋をくれました。

その買い物袋、
たたむと


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イチゴちゃんになるのです。

鷲鼻で、
黒縁眼鏡で、
気難しい顔の、
威厳のある無口なおじさんが、

イチゴちゃんの買い物袋を
「赤い買い物袋だよ」
と言ってくれたのが
かわいくて、
とっても嬉しかったです。