さて、朝です!

普段早起きしているので、この時とばかりにお寝坊。
8時から10時まで朝食サービスがあるのですが、ぎりぎり7時半に起きました。
朝ごはんはシンプルでオーソドックスなドイツのごはん。
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白パンに、黒パンに、ハムにチーズにヨーグルトにきゅうりにトマトにフルーツに、バターにジャム。
各自が好きなものを選んでとってくるブッフェスタイルです。
これに、コーヒーか紅茶を頼んで持ってきてもらいます。
半熟のゆで卵はナイフで上の方をがちっと切り取って、プラスチックのスプーンで中身をすくって食べます。

モーゼル地方の別のホテルでも同じような朝食を食べました。
毎日同じです。
でもなぜかとってもおいしい。
食べたあとにすぐまた「明日の朝ごはん楽しみだなー」と思うのだから、不思議です。

ご飯を食べたあとは、村のお散歩。
ちょっと不思議な雰囲気のあった夜とは違い、爽やかな風の吹く明るい村の風景が見られました。
今日は快晴。
このところずっと曇りで寒かったドイツの夏に寂しくなっていた私にはとっても嬉しい。

モーゼル地方は今、ぶどうがすくすく実を大きくしているところ。
元気に生い茂る葉っぱの間に、小さな実が見え隠れしています。
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この村にはパン屋さんと、いつ空いているか分からないお土産屋さん、それからタイ食材店(ここ5年くらいに開店したとか)、あと雑貨屋さんがあったそうですが、残念ながら閉店。
あとはレストランにホテルが十数軒。
お店が本当に少ないからか、パン屋さんでDHL(宅配便)を扱っていました。
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教会も素朴ながら力強い佇まい。
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1981年まで使われていたという、ワイン樽の修理場所。
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ドイツの伝統的な建築方法で作られた家も数多く残っており、それぞれに説明書きがされていたりします。

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モーゼル川にも行ってみました。
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水面に映る夏の緑に、太陽の光がきらきら輝いています。
実はこの日は、この山のてっぺん、真ん中あたりに見える塔に登るのです。
かなり遠い。

村には、前に行ったツォンスの街でも見ましたが、
「○○年に洪水がここまできました」
みたいな表示がありました。
近いものだと、1990年代にもかなりの量の水が村を浸したようです。
それでも、ドイツの人々は川を堤防で固めたりしない。
そのために、この美しい風景が見られます。
洪水から人々を守るために、川に堤防を築く。
洪水を乗り越えながら、川をなるべく自然のままにしておく。
どちらがいいのかわかりませんが、モーゼル川の風景がたくさんの人を魅了し、癒しているのは確かで、
洪水に見舞われる地域の人々も、この川からたくさんの恵みを受けているのも間違いありません。
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