ドイツ、天然暮らし。

2016年5月から結婚を機にドイツ暮らしを始めました。 自然の中でのんびり、家族と暮らす毎日を書いています。

カテゴリ: ドイツ生活あれこれ

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卵かけご飯です。

かれこれ数年ぶり、
ドイツで初めてです。

卵を生で食べる習慣がないからか、
市販卵の衛生状態ってあまりよくないのです。

フンや羽、
血がついてることもしばしば。

以前住んでいたロサンゼルス、
アメリカもそうでした。
バイト先の寿司屋のマネージャーが
お腹が弱いのに
1か月に一回くらい納豆に卵を混ぜて食べ、
食あたりで休んでました。

旦那さんは時々、
野球の練習に朝早く出かける日の
1人の朝ごはんに卵かけご飯してたみたいだけど、
私はお腹を壊したくなかったから、
食べたかったけど、
食べられませんでした。

この写真の卵は、
デュッセルドルフの「姉」が
彼女の住んでいる地域に行商に来る
オランダのおばさんから買ったもの。
朝どれの新鮮卵なので、
卵かけご飯ができるのです。

(姉の住む地域は日本人が多く住むので、
 それをターゲットにした骨無し鳥ももなどの品物が多く揃います。羨ましい)

卵をもらった日の夜から
「明日の朝ごはんは卵かけご飯だー」と
うきうき。

念願の卵かけご飯、
ご飯を追加して
自分なりのパーフェクトバランスで
いただきました😋

我が家に来てくれている助産師さんの
訪問の頻度が
赤ちゃんの月齢が進んでいくにしたがって
減ってきています。

出産して1週間は毎日来てくれたかな
(すでに記憶がおぼろげ)

そのあと何日かに一回?
(記憶が・・・以下同文)

それから1週間に一回が
前回まで続いて、

今回は2週間に一回になってます。

だからなのか、

「次は○○についてだねー」

とかいうトピックについても
ハードルがぐーんと上がった内容に
なったりしてます。



この間話題に出たのは、


「離乳食」。


5、6か月くらいから食べ始めるらしいですね。


我が家の助産師さんは

最初の一週間は人参
(「子供は嫌がると思う」って言ってました。)

それからじゃがいも

だそうです。



他のお母さんに聞いてみると、

おかゆだったり
(彼女のは日本人の助産師さんだからかな?)


パスティナーケ
っていう、以前ブログにも書いた
白い人参みたいなみためで、
おいもみたいな食感の野菜だったり、


いろいろあるみたい。



「いやー、
 もう離乳食が話題に出るのか!」


って私と旦那さん、びっくり。


子供ってどんどん成長するんですねぇ。


で、
おむつを買いにドラッグストアに行ったときに、
離乳食コーナーも覗いてみたんですよ。


そうしたら、

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左から、

パエリア
鶏肉の何か(文字が小さくて見えない笑)
ムサカ
(ギリシャ料理で、
 ナスやジャガイモ、ミートソースを
 重ねてチーズをのせて焼いたもの)
ハムと野菜のパスタ
ミートソーススパゲティ


!!!!!!!


おおー
なんてグルメな。


ムサカなんて、
大人になってもしばらく存在さえ
知らなかったぞ。


ていう感じです。


離乳食のラインナップを見ていたら、
急にミートソースのパスタが食べたくなって
(単純)、

今夜のご飯はミートソースパスタ作って食べました。

旦那さんの同僚のフランスの人が、
お昼に不思議な野菜を食べていたそうです。

「なにそれ?」
と旦那さんが聞いたら、
「Pastinakeだよ」と教えてくれたそう。

Pastinakeは、
日本だとパースニップと呼ばれているそうです。

スーパーで、冬になると見かける野菜なんですが、
なんだか分からなかったから
食べたことがなかったのです。

でも旦那さん、
がぜん興味が出てきたので、


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買ってきました。

おおーきな白いにんじんという風情です。
にんじんと同じように皮むき器でむいてみます。

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人参よりは硬い感触ですが、
においも人参です。

これを切ってみると、
みしみしと詰まっている感じ!
どちらかというと身の締まったサツマイモを切ってる感覚です。

それもそのはず
インターネットで調べてみると、
「ほくほくしているのでお芋の代わりに使える」
ということ。


なので、
お肉料理の付け合わせにと
オリーブオイルとタイムとお塩をまぶし、
200度のオーブンで40分、
人参と一緒に焼いてみました。

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右上。

気になるお味は。


サツマイモみたいにあまくって
ほくほくー!!!


ドイツのサツマイモは
水っぽくて甘くないので悲しかったんですけど、
もはやこれをおやつにしてもいいのでは?
というくらいです。


まだ余っていたパースニップを
皮をむき、切って蒸してつぶして、
バターを混ぜてマッシュパースニップにしたんですけど、

「芋金時か?」っていうくらい甘い。

サツマイモ独特の風味はないですけど、
甘さと食感は十分それっぽいです。

なんだか得した気分ですー。

今まで食べてなかったのがもったいないくらい、
おいしい野菜に出会いましたよ!

近所のトルコ屋さんに行ったら、
ぱっと目を引く表示がありました。


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梨!?

NASHIって書いてあります。

すごく白いけど、
まだらになった茶色の部分は、
日本の梨っぽい・・・

食べたことのある旦那さん、
「梨っぽい味だよ」と言ってました。


それから


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柿も!
そのままの名前で売られてます。
見た目も柿っぽい。

まだ食べたことないけど、
今度見かけたら買ってみようかな。


他にも

シイタケが大手スーパーでも
売られてたりします。

でもね、
見た目も匂いも全然違うんですよね(;^_^A

見た目はまぁ・・・
ちょっとしなびたシイタケと言えなくもないんだけど、

匂いが匂いのきついマッシュルームみたいな・・・??

あのシイタケ独特の香りが全然ないんですよね。

だから買ったことがありません。



アジアケースーパーで
「高級干シイタケ」みたいなのが売ってて(中国産)
結構な値段だったから信用して
買ったんですけど、

糠漬けにしたらなんと、
シイタケとされるそのキノコの、
頭の黒い皮だけがずるんとむけたんですよー(*_*)

残ったのは、
一皮むけた白いキノコ・・・

あれはなんだったんだろう・・・


なので、
シイタケに関しては、
日本から送ってもらったり、
日本に帰るお友達に頼んだり、
自分たちで日本で買ってきたりしてます。


普段は
ドイツにあるキノコで満足するんだけど、
煮物を作るときとかはやっぱり、
あのシイタケが入るのと入らないのとで
全然違うのですよねぇ。

日本にいたとき、
とっても頼りになる服のお直し屋さんがいて、
ズボンの裾上げから
リフォームなどなど
いろいろお世話になってたのです。

ドイツに来て驚いたのが、
日本よりはるかに多くのお直し屋さん(個人の)が
町にあること。

一つの区画に2軒はあるんじゃないかな?

私の近所のお直し屋さんは
トルコのおじさんがやっています。


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最初は
長すぎるドレスを短くしてもらうのと、
変な袖のついていたワンピースを
ノースリーブにしてもらうためでした。


長すぎるドレスは
お腹のところでデザインが切り替わってたので、
単に裾を短くするだけだと
かっこわるいなと思ったので、
デザインが切り替わるところで切って、
両方の部分をちょっとずつ短くしてほしいなと
思っていました。

それを
拙いドイツ語で説明しようと思ったら、
おじさん、威厳のある声で

「ちょっと待ちなさい。
 分かっているから」

と一言。

袖を取ってほしいワンピースも、

「ただ袖を取るだけでは
 デザインがおかしくなるから、
 こういう風に肩をくりぬくよ」

と説明してくれました。

で、
その通りにきれいに仕事をしてくれました。

ずーっとこの仕事をやっている意識が
感じられて、
門外漢がいろいろ言うよりも、
黙って彼に任しておこうとこのとき
思ったのです。


それから、
旦那さんや旦那さんのお友達が
セーターに穴をあけたときも
繕いに持っていったり、

ズボンの裾上げもお願いしに行ったり、
ちょくちょくお世話になってます。


この間
裾上げを頼んだズボンを取りに行ったら、
私に持って帰る袋がないことに
おじさんが気付いてくれて
(近くだし、手で持って帰ろうと
 思ってただけなんだけど笑)

「赤の買い物袋だよ」

とまた威厳のある声で
お店にある袋をくれました。

その買い物袋、
たたむと


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イチゴちゃんになるのです。

鷲鼻で、
黒縁眼鏡で、
気難しい顔の、
威厳のある無口なおじさんが、

イチゴちゃんの買い物袋を
「赤い買い物袋だよ」
と言ってくれたのが
かわいくて、
とっても嬉しかったです。

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