ドイツ、天然暮らし。

2016年5月から結婚を機にドイツ暮らしを始めました。 自然の中でのんびり、家族と暮らす毎日を書いています。

カテゴリ:ドイツ生活あれこれ > 衣のこと

日本にいたとき、
とっても頼りになる服のお直し屋さんがいて、
ズボンの裾上げから
リフォームなどなど
いろいろお世話になってたのです。

ドイツに来て驚いたのが、
日本よりはるかに多くのお直し屋さん(個人の)が
町にあること。

一つの区画に2軒はあるんじゃないかな?

私の近所のお直し屋さんは
トルコのおじさんがやっています。


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最初は
長すぎるドレスを短くしてもらうのと、
変な袖のついていたワンピースを
ノースリーブにしてもらうためでした。


長すぎるドレスは
お腹のところでデザインが切り替わってたので、
単に裾を短くするだけだと
かっこわるいなと思ったので、
デザインが切り替わるところで切って、
両方の部分をちょっとずつ短くしてほしいなと
思っていました。

それを
拙いドイツ語で説明しようと思ったら、
おじさん、威厳のある声で

「ちょっと待ちなさい。
 分かっているから」

と一言。

袖を取ってほしいワンピースも、

「ただ袖を取るだけでは
 デザインがおかしくなるから、
 こういう風に肩をくりぬくよ」

と説明してくれました。

で、
その通りにきれいに仕事をしてくれました。

ずーっとこの仕事をやっている意識が
感じられて、
門外漢がいろいろ言うよりも、
黙って彼に任しておこうとこのとき
思ったのです。


それから、
旦那さんや旦那さんのお友達が
セーターに穴をあけたときも
繕いに持っていったり、

ズボンの裾上げもお願いしに行ったり、
ちょくちょくお世話になってます。


この間
裾上げを頼んだズボンを取りに行ったら、
私に持って帰る袋がないことに
おじさんが気付いてくれて
(近くだし、手で持って帰ろうと
 思ってただけなんだけど笑)

「赤の買い物袋だよ」

とまた威厳のある声で
お店にある袋をくれました。

その買い物袋、
たたむと


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イチゴちゃんになるのです。

鷲鼻で、
黒縁眼鏡で、
気難しい顔の、
威厳のある無口なおじさんが、

イチゴちゃんの買い物袋を
「赤い買い物袋だよ」
と言ってくれたのが
かわいくて、
とっても嬉しかったです。

11月、寒くなり始めた頃、私は謎の頭痛に悩まされていました。
頭痛薬を飲んでも治らない頭痛です。
風邪かとも思いましたが、他の症状はありません。
語学学校の他の生徒さんにも頭痛の症状を訴える人が多くありました。
これは何だろうと思っていたら、以前ドイツに住んでいた人が親切にいろいろ教えてくれました。

ドイツの乾燥した冷たい空気が、頭の筋肉を緊張させ、それが頭痛を引き起こす一つの原因になっているそうです。
思えば私が頭痛に悩まされていたのは、寒くて風邪が強い日に外出した翌日でした。
この頭痛を予防するには、毛糸の帽子が一番。
耳が寒さにさらされるのもよくないので、帽子を目深にかぶるか、イヤーマフをすること。

それからドイツの寒さは足や腰、お尻をかなり冷やすので、靴下やタイツ、レギンスなどを重ねばきしたり、毛糸のパンツを履くこと。
外のベンチも冷えに冷えているので、座らないこと。
夏でもなんとなく下半身が冷えていたので、私は毎日レギンスを履いてました。
今はレギンスにタイツを重ね、さらに靴下を履いて外出しています。
ワンピースを着ることもありますが、ズボンの方が暖かい。
そこに膝までのブーツを履けば、安心感があります。
さらに、コートは膝くらいまでの長さがあるものを着るようにし、上半身だけでなく、下半身も寒さから守れるようにしました。

ドイツの石畳は足を冷やし、それが体全体の冷えにつながります。 
靴は厚底、靴下も厚いものを履くこと。

特に女性は、体の不調が冷えから来ていることがほとんど。
さらに冷えていると何だか機嫌も悪くなります。
長い冬を元気に朗らかに過ごすためのヒントをいただけて、ありがたいです。 

最近雨がちな天気が続いているデュッセルドルフです。
朝6時頃は暗く、ひんやりとした風が吹いてなんだかもう秋みたい。
梅雨明けの日本はかーんと暑いのかなと思いを馳せます。

昨日や今日のように朝からどんより、ポツポツ雨が降っていたら長靴を履いたり傘を持ったりできるのですが、ひとすじなわではいかないのが天気。
晴れの予報だったはずなのにいきなり冷たい風が吹いて雨がザーッと降る時もあるのが、ドイツのようです。

そんな変わりやすい天気に合わせているのか、ドイツの人はいつもアウトドア用の撥水ジャケットや、薄いパデッドジャケットを着ている人が多いです。
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最初私は、ドイツの人はアウトドアのジャケットが好きなんだと思っていましたが、どうやらこれはどんな天気にも対応するための「全天候型装備」らしい。
この「全天候型装備」、急な小雨にはフードをかぶって対処、突然の寒冷な風にも負けない優れもの。

そして、バッグには折り畳み傘。
雨の日でも折りたたまないタイプの傘を持っている人は稀で、ほとんどの人が折り畳み傘をさし、短い柄を窮屈そうに持って、ペラペラと傘の布をはばたかせながら歩いてます。
そして雨が少しでも小雨になったら、「全天候型装備」に切り替えるか、もしくは傘もフードもなしで出歩く。
「少しの雨は雨ではない」というような毅然とした足取りで街を闊歩しています。

とはいえ、雨の時に特別レインコートを出して着るおしゃれさんももちろんいます。
子供たちにカラフルなレインコートを着せるお母さんも。
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いちど「いかにも雨の日のレインコート」みたいな黄色のゴム引きの雨合羽を着ていた女性がいて、可愛いなぁと思いました。

かく言う私もドイツに来るときにアウトドアブランドのレインジャケットを買いました。
今は、ちょっとおしゃれな服装にも合うレインコートが欲しいなと考えているところです。

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