ドイツ、天然暮らし。

2016年5月から結婚を機にドイツ暮らしを始めました。 自然の中でのんびり、家族と暮らす毎日を書いています。

カテゴリ:ドイツ生活あれこれ > 住のこと

ドイツのアパートには、日本のアパートだと普通にあるのに標準装備になっていないものが結構あります。

まずは、キッチン。
排水設備はあるものの、調理台もなければ、流しもありません。
人々は家具屋さんやホームセンターでキッチン設備を買い、業者さんや自分たちでキッチンを取り付けます。
次に、照明。
部屋の天井に穴が開けられ、そこから導線がちょろちょろっと出ている状態。
これも家具屋さんなどで電球やランプシェードなどを買ってきて、自分たちで取り付けます。
家でも、旦那さんが感電しながら照明を取り付けてくれました。

そんなドイツのアパートメント。
代わりに日本ではなかなか見られないあるものが標準装備されています。
それは、これ。

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ヒーターです。
何らかの金属でできてます。

リビングやダイニング、寝室はもちろん、お風呂場にもついています。

なんでも、地下かなんかに、ボイラーかなんかがあり、そこで何らかの液体を温め、ヒーターのスイッチを入れた部屋にその液体を送ってヒーターを温めて部屋を温めるそうです。

スイッチはこんな感じ。

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ダイヤル式です。
1.5くらいに回すのが、部屋も結露せず、かつほどよく部屋も快適だと旦那さんがラジオで聞いたらしい。

3くらいにすると、かなり温かいです。

ドイツは冬が長いけれど、その分家の中は暖かくて過ごしやすいらしいです。

ドイツに来て驚いたことの一つに、ゴミの分別があります。

まず家のゴミ箱に捨てるのは、大きく分けて4つ。

①使った紙(ティッシュなど)と、生ゴミ
②プラスチックゴミと缶など
③紙のゴミ
④ビン

いわゆるゴミは、①に相当します。
②はお菓子などの包装から、発泡スチロールなどのパッケージ、瓶のキャップなど。缶はジュースなどの空き缶はもとより、チューブ式の軟膏の入ってたやつとかも。
③はリサイクルできる紙ゴミ。雑誌等からレシートなどの小さいものまで。

①から③は大家さんのおうちの前に大きなゴミ箱があり、それぞれ分別して好きな時に捨てられます。
日本と同じで、決まった曜日に回収されるようです。

④のビンはちょっと違います。
これは、街角にポストのようなものがあり、緑や茶色など、ビンの色に分けてそれぞれのポストに入れます。
誰かが見ているってわけでもなく、道にポストがあるだけなんですが、捨てられるのは平日の決まった時間のみ。
日曜日などは静けさが何より優先されるようで、こういった時間にビンが捨てられる音がするのは御法度なんだとか。

他にも、着なくなった洋服やはかなくなった靴などを入れられるポストもあります。
ここにものを入れると、恵まれない人などに寄付されるんだそう。
日本にいたときは服の処理に困ったので、こういう場所があるのは嬉しい。
サイズが合わないだけで新しい服とか、捨てるのには忍びないものも寄付できるならいいですよね。

加えて、ペットボトルや一部のビン、缶はお店などに持っていくとお金が返ってくるものもあります。
これはまた後ほどアップします。

アメリカ・ロサンゼルスにいたときは、なにもかも一緒くたにしてゴミ箱にぽーいでした。
日本でも分別はあったけれど、アフリカ出身の友人が「ゴミを分別するのはゴミ処理のひとの仕事だ」とか言って、分別制度に不満を言っていたのを聞いて、うまく反論できないのが心残りでした。
ドイツではこんなふうにそれぞれのものの行き先がしっかり決まっていて、返金制度のようなものもあり、もとからゴミが出ない、ゴミにしないというシステムがあるんだなぁと思いました。

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